3/30(金)~4/5(木) “田中正造VS小口一郎版画展”のご案内

田中正造と足尾鉱毒事件を題材とした版画をライフワークとした版画家小口(こぐち)一郎の版画展が行われます。鉱毒で汚染された田畑を取り上げられ,北海道佐呂間町に入植した旧谷中村の村民たちの苦難を描いた版画集「鉱毒に追われて」は2013年に映画化されて話題になりました。今年は明治150年を迎えますが,明治期には富国強兵,殖産興業の陰で,多くの平民が苦役を強いられ,自然も破壊されました。日本の公害の原点とも言える足尾鉱毒事件の一部始終を版木に刻み遺した小口一郎の作品を通して近代史の光と影を考える機会にという企画です。八ッ場ダム住民訴訟を支えていただいた茨城の実行委員の方からご案内いただき,私も賛同人になっています。

埼玉からですと少々離れた場所でのイベントですが,この頃には暖かくなり,桜の季節になると思います。どうぞお出かけください。

■田中正造VS小口一郎版画展

日時:3月30日(金)~4月5日(木) 10時~18時 入場無料

会場:とりでアートギャラリーきらり

主催:取手小口一郎版画展実行委員会 資料提供:小口一郎研究会 後援:取手市・取手市教育委員会