〔lawyer’ blog〕✍ 「秘密の森」

早いもので6月に入りました。朝ドラ『夏空』も3分の1をもう終えたことになります。『ゲゲゲの女房』あたりから朝の日課となっている朝ドラ視聴ですが,今回の『夏空』については,北海道編が終わったあたりから関心が薄れがち。泰樹役を演じる草刈正雄の存在感がともかく半端なかったので,東京編になってからの泰樹ロスが影響している感じです。貫地谷しおり,“まゆゆ”,井浦新といった新しい登場人物が加わり,ストーリーはどう展開していくのか…。

ドラマで今ハマっているのは『秘密の森』です。『宮廷女官チャングム』から始まって,『イ・サン』『トンイ』『馬医』『オクニョ』『朱蒙(チュモン)』『ホジュン』『スベクヒャン』など韓流歴史ドラマは数々みてきましたが,これまで現代ものには手を出していませんでした。晩ごはんの時間にたまたまLalaTVをつけていたら,『馬医』のチョ・スンウと,是枝監督の『空気人形』でラブドール役を演じたぺ・ドゥナが出ているこのドラマの第1回が始まったところで,そのまますっかりひきこまれてしまいました。検察官役のスンウと刑事役のドゥナの二人が殺人事件の真相を追っていくと,その背後に検察,警察幹部が絡んだ汚職事件の組織的な隠ぺい,財界トップによる巨額脱税工作という深い闇が潜んでいるというなかなか複雑なストーリー。歴史ものだと字幕を追っていればだいたい話についていけるのですが,現代ものはセリフの言葉数が多く,会話のテンポも速いので,字幕だと情報がただでさえ不足気味。それに加えて,『秘密の森』の場合,刑事手続の専門用語が中途半端に訳されていたりもするので,字幕だけではとてもストーリーを消化できません。ドラマのあら筋を紹介している記事をネットで探して復習し,何とか落ちこぼれずにきました。でも,ハングル,ちょっと勉強しておけばよかった。『秘密の森』,月曜日に最終回を迎えるのですが,どんな結末が待ち受けているのか楽しみです。