〔lawyer’ blog〕✍ You must believe in Spring

久しぶりのブログ更新になります。この1年余りの間に,コロナ・ウィルスcovid-19によって本当に世界は大きくその姿を変えました。マスクの着用,ポケットには消毒液,“ソーシャル・ディスタンス”が日常となり,食堂では黙って食べ物を口にするだけ。楽しみにしている妻との旅行にも,この1年は行くことができませんでした。仕事のスタイルも変わりました。会議はリモートが主流となり,裁判所の手続にも電話会議が積極的に活用されるようになってきました。私の事務所の場合,弁護士1名,事務員1名がせまい部屋でまさに“密”に仕事をしている状況なので,二人が同時にウィルス感染してしまう最悪の事態だけはなんとか避けようと交代で事務所に出るようにしています。事務所にアクセスいただく皆さんには不便をおかけしていますが,ご理解いただきたいと思います。

コロナウィルスに翻弄された1年余りでしたが,3度目となる感染拡大も2月に入って感染者数が減少傾向となり,ようやく出口が見えてきたようです。桜が咲くころには緊急事態宣言も解除されて,ゆったりお花見を楽しめるとよいのですが… 

ミュージカル映画『ロシュフォールの恋人たち』の劇中歌“Chanson de Maxence”に(作詞は監督のジャック・ドゥミ?,作曲はミシェル・ルグラン),英語のタイトル・歌詞がつけられて,ジャズのスタンダード・ナンバーとなった“You must believe in Spring”。邦題は「春を信じて」でしょうか。色々なシンガーがカバーしていますが,よく知られているのは,ビル・エヴァンスがエディ・ゴメス(b),エリオット・ジグムンド (d)と組んだピアノ・トリオの演奏だと思います。元妻,兄を続けて喪ったエヴァンスがキャリア晩年に遺した録音で,彼が亡くなった翌年,没後追悼盤として発売されたアルバムのタイトルにもなっています。大学に入った年,私が初めて買ったエヴァンスのLPです。

When lonely feelings chill
The meadows of your mind
Just think if Winter comes
Can Spring be far behind
Beneath the deepest snows
The secret of a rose
Is merely that it knows
You must believe in Spring

また春が来ることを信じたい,いや,信じて前に進まなければいけませんね。