幸町たより 弁護士ブログ

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〔lawyer’ blog〕✍ “ゼロ・アワー”

昨年まで在籍していた事務所はさいたま地裁の近くにあったので,1日に複数の案件が入っていても,その都度,事務所と裁判所との間を往復していました。しかし,移籍したこの事務所からは,さいたま地裁まで片道40分,往復1時間半をみておかないといけません。なるべく待ち時間ができないようスケジュールを調整するようにしていますが,どうしても間が空いてしまうことがあります。時間つぶしには読書を,ということで,鞄の中には必ず本を数冊入れておくようになりました。

ちょっとした空き時間に読むとなるとエッセイとか新書になってしまいがちですが,最近,テンポ良く読み進めることができたのがこちらの小説。作詞家の売野雅勇さんが何かのラジオ番組で文章のリズムが良いというような話をされていたのを聞き,書店で見つけて手にしてみました。シェイクスピアの作品の登場人物の名前や台詞が散りばめられていたり,タンゴの名曲が自然とBGMになっていたり,作品としての完成度が高いとは正直思いませんでしたが(最終章は要らないよなぁ),最後まで一気におもしろく読むことができました。特に,ロミオとハムレットがミロンガを踊るシーン,二人の心理描写を書き分けているところは秀逸でした。

この本を読んでから,久しぶりにタンゴを聴きました。アストル・ピアソラの「Tango;Zero Hour」。中山可穂さんの小説と同じタイトル。いいですね! このアルバムが出た時,日本はバブルの真っ只中。社会人になったばかりの私は,バブルの最後のおこぼれを頂戴した程度でしたが,様々なジャンルの一流ミュージシャンが来日してライブを演ってくれました。ピアソラも行くチャンスはあったんですよね。すごく後悔しています。

〔lawyer’ blog〕✍ バニラ・エア問題と「さようならCP」

少し前のことになりますが,地方の空港で飛行機に乗ろうとした車椅子の男性が,車椅子のまま搭乗することを拒否され,腕の力でタラップを這い上がることになったという報道がありました。マニュアル通りの対応をしたLCCの地上スタッフの行動について,もう少し柔軟に対応できなかったものかと感じた人は多かったのではないかと思います。ただ,そのこと以上に私が気になったのは,搭乗を拒否されて自力でタラップを這い上がった男性に対し,“プロ障害者”,“クレーマー”といった批判がネット上にあふれたことでした。

この車椅子の男性のHPを見てみると,自ら“空飛ぶ車椅子”と称し,世界中を旅行してバリアフリーの事情を見聞きし,その体験にもとづいて色々な意見を発信されている方のようで,今回の出来事についても,事前に車椅子での搭乗を知らせていなくても対応できる空港,航空会社であるべきとの信念を持って行動されたようです。こうした行動に対しては,この国は非常に保守的,拒否的な反応をしがちなように思います。そして,そうした意識は自分の片隅にも確かにあって…

そんなことを考えているうちに思い出したのは「さようならCP」という映画のことでした。「極私的エロス」「ゆきゆきて,神軍」で知られる鬼才原一男監督の第1作。脳性麻痺を抱える障害者の急進的な団体「青い芝の会」のメンバーの生活,運動を追ったドキュメンタリーです。40年以上も前の映像なのですが,今回のバニラ・エアの一件が起きてみると,当時と比べれば別の世界に思えるほどバリア・フリー化が進んだ今でも,障害を持つ人を自分とは異なる存在と意識してしまう瞬間が当時と同じようにまだあるのだと考えさせられました。学生の時,所属していたサークルでこの映画の自主上映会をやろうということになり,16mmのフィルムを借りてきて大学の教室で1度見た切りなのですが,自分の意識下にあるものを抉られるようなインパクトのある映像の連続だったことを覚えています。長く幻の映画と言われていたようですが,今はDVDが販売されているようです。

〔lawyer’ blog〕✍ 図書館がないと…

この仕事をしていると,調べ物をするために図書館を利用することがよくあります。昨日,さいたま地裁での仕事を終えてから向かったのは,広尾にある都立中央図書館。

ここの蔵書・資料の検索システムはかなりの優れもので,端末画面で目的の本を探して請求票ボタンをクリックするだけで閲覧申請手続は完了。モニターに自分の請求番号が映し出されたら,カウンターで本を受け取って閲覧室へ。閲覧室にはノートPCも持ち込むことができます。新刊・近刊の雑誌や最高裁判例解説(ちょっとマニアック…)は開架式の書棚に並んでいてすぐに手に取れるし,コピーサービスも平日だとそれほど待たずに仕上がってきます。とても快適です。もう一つ,この図書館,有栖川宮記念公園の中にあるので,今の季節は緑がとても気持ちいい!

本当はもっと近くに使える図書館があるとよいのですが,浦和にあった県立図書館は,一昨年,突然閉館してしまいました。熊谷,久喜にも県立図書館はあるにはありますが,施設は老朽化していますし,キャパも小さい。それに,そもそも県南地域からはとてつもなく遠い… 埼玉県のHPによると,浦和図書館に代わる新しい図書館をつくるかは,時期・場所も含めて検討中ということのようです。このまま図書館はつくらないなんてことになったら(まさかそんなことにはならないとは思いますが…),埼玉県の民度が問われてしまいます… 早く図書館できないですかね,できれば川口に。

 

〔lawyer’ blog〕✍ “サラメシ”

この事務所をオープンさせて,早いもので半年が過ぎようとしています。

オープン当初はやらなければならないことが多く,毎日あたふたしていましたが,ようやく少し落ち着いて執務できる環境になってきました。

ということで,これまであまり手をかけてこなかったこのホームページも,これから少しづつ充実させていきたいと思います。

この“スタッフ・ブログ”には,事務員の福原君と私が交代で,とりとめのないこと(ばかりではいけませんが…)をツラツラ書いていこうと思います。

記念すべき(?)初回は“サラメシ”,今日のランチです。ご近所の定食屋さんで食べたメンチカツと肉じゃが。このボリュームで何と550円! ありがたいことです。ごちそうさまでした。

 

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