弁護士 野本 夏生(のもと なつお)
小学生の時,「帽子とひまわり」というNHKで放送していたドラマに出てくる主人公の青年弁護士(林隆三さんが演じていました)に憧れて,なんとなく弁護士という職業に関心を持ちました。大学卒業後,就職をして2年間働くうち,働く人たちの権利を守る仕事をしたいと改めて考えるようになり,司法試験に挑戦。1992(平成4)年に試験に合格し,司法修習を経て,1995(平成7)年4月,埼玉弁護士会に登録をし,埼玉で活動を続けています。
2016(平成28)年12月まで21年間,浦和にある法律事務所で執務をしていました。弁護士が20名近くもいる大所帯で,一般民事,家事,刑事,クレサラ被害,生活困窮者の支援と非常に幅広い分野の事件を取り扱っていました。その中で私は,特に,労働事件,労災事件,行政事件,公害環境問題に力を入れて取り組んできました。
川口のこの事務所では,皆さんの悩みに寄り添い,より身近で頼りになる弁護士として活動していきたいと考えています。
出身・学歴
1963年 埼玉県大宮市(当時)生まれ
1987年 早稲田大学法学部卒
所属・職歴
日本放送協会(NHK)松江放送局勤務を経て,1992年司法試験合格。
第47期司法修習生(奈良修習)
1995~ 埼玉弁護士会所属
2008 埼玉弁護士会副会長
2009~2017 埼玉労働局・埼玉紛争調整委員会委員
2011~ (財)交通事故紛争処理センター さいたま相談室 嘱託弁護士
2012~ 埼玉地方労働審議会公益委員
主な活動
国立情報学研究所非常勤職員雇止め事件,東武スポーツ事件,所沢中央自動車教習所事件,所沢高校事件,秩父じん肺訴訟,戸田市教員アスベスト訴訟など多く労働事件の弁護団に参加し,解決に尽力してきました。
また,埼玉市民オンブズマン弁護団では,食料費情報公開請求訴訟,ゴミ焼却炉談合事件,八ッ場ダム住民訴訟などに取り組みました。現在は,TOTO契約社員雇止め事件,年金切下げ違憲訴訟埼玉訴訟,原発避難者訴訟(浜通り弁護団)などに参加しています。
弁護団事件のほかにも,労災・交通事故・学校事故などの特殊な損害賠償事案,公害・環境問題,情報公開請求・住民訴訟などの行政事件,消費者事件(債務整理・ヤミ金被害対策も含む)など多様な分野の事件をてがけています。
著書など
自治体の偽装請負研究会編 「自治体の偽装請負」(2011年、共著、自治体研究社)
自治体職員の働く権利Q&A(2016年、共著、日本評論社)