〔lawyer’ blog〕✍ 自分が差出人になった宅配便

先週の木曜日のこと。自宅の郵便受けにクロネコヤマトの不在連絡票が入っていました。どこからの荷物かなと差出人をみると「野本夏生 様」となっています。はて? 最近,外出先から自宅に向けて荷物を送ったことなんかあったかなと考えてみたのですが見当がつきません。きっとドライバーさんが届け先と差出人とを間違えて連絡票に書いてしまったのだろうと思いながら再配達の手配をし,土曜日に荷物を受け取りました。裁縫箱を少し大きくしたようなハコ型の荷物。割れ物注意のシールが貼られています。差出人をみるとやはり「野本夏生」?? 自分の字よりもかなり上手な筆致で書かれています。うーん,なんだか気持ち悪い… 恐る恐る包装を解いていくと,中から出てきたのはこちら。京都市役所近く,寺町二条にあるお菓子屋さん,「村上開新堂」の箱詰めクッキーでした。

実は,昨年11月,洛東・毘沙門堂や嵐山の紅葉を見ようと妻と二人で京都を旅したのですが,その時,京都市役所近くのこのお店に行き,クッキーを注文していたのでした(字がきれいだったのは妻が書いたから)。京都の村上開新堂さんは,常連さんからの紹介がないと買うことができない東京・千代田区一番町の同じ名前のお店とは違い,マドレーヌやダックワース,名物のロシアケーキといった焼き菓子であればその場で買うことができます(個数の制限はあったかも…)。ただ,クッキーだけは要予約となっていて,店頭で注文をして後日自宅に送ってもらうことはできるのですが(紹介がなくても大丈夫,注文できます。),家族経営の小さなお店でありながらたいへんな人気店ということで,お届け日は何と4か月先になってしまうのです。そんなこともあって,自宅用にこれを注文していたことが頭の中からすっかり抜け落ちていたという次第。でも,思いがけないお届け物ということで,ちょっと得をしたような気分にも(!?)。昨年の旅行のことを想い出しながら(河原町の喫茶店「フランソワ」にも行きました。),しばらくこのクッキーを楽しみたいと思います。